アクアシャッターf/AQUA SHUTTER f

浮力システム技術

重力の影響下で、流体中の物体が流体から鉛直上向きに受ける力のことを「浮力」とよびます。
『アクアシャッターf』は浮力を利用して自動で起伏する防水板です。

〇 物体が軽くなる力 ― それが浮力

流体中にある物体は「軽く」なります。物体の質量が減るわけでもないのに、なぜ「軽く」なるのでしょうか。
それは流体が物体を浮かせようとする力、「浮力」の影響を物体が受けるからです。
例えばバスタブに水を張り、発泡スチロールの塊を沈めようとするシーンを想像してみてください。想像の中でも発泡スチロールの塊は浮き上がろうとするでしょう。
これが流体中で物体に働く力、「浮力」の影響で、「アルキメデスの原理」により説明されています。
(アルキメデスの法則)
浮力の大きさは,物体が押しのけた流体の質量にはたらく重力の大きさに等しい。

〇 ホントに浮力だけで大丈夫なの?

一般的に、起伏式防水板のパネルは、水圧などの荷重に耐えるよう堅牢な造りとなるため重くなりがちで、比重が水よりも大きくなります。
『アクアシャッターf』は、パネルに強くて軽い特殊素材(ガラス長繊維強化プラスチック発泡体)を使用。
起立時に受ける水圧に対してだけでなく、格納時にパネル上を通過する車両などから受ける圧縮荷重にも難なく耐える強度を持ち、更に水よりも比重が小さいため、浸水時には浮力により容易にパネルが起き上がります。
その浮き上がる力は、パネル表面を石張り仕上(25kg/㎡以下)にしても防水板が起立するほどです。

〇 浮力を利用するメリット

駆動装置類を備えた従来の防水板は、水災害直後において、設備をさどうさせるための各種装置の確実な作動を担保することは難しくなります。
浸水による浮力を利用して扉体を細動させるアクアシャッターfであれば、故障・停電の懸念を伴う装置類を使用することなく、確実に開口部を閉鎖することが可能になります。

一般的に、起伏式防水板はいくつかの駆動装置類を有しており、防水機能を発揮するためにはそれらが確実に作動しなければなりません。また、多くは動力により作動するため、停電などのアクシデントに対する対策なども必要となってきますが、浸水による浮力を利用してパネルが起き上がる『アクアシャッターf』であれば、これらの懸念は一切なくなります。

また、駆動装置類を使わず浮力という自然の力を利用し作動するので、地球環境保護にも貢献します。

アクアシャッターfの仕組み

〇 基本動作【起立】

集中豪雨等で水位が急上昇しても、水位に応じて防水パネルが浮力により起立します。

  1. 起立動作の流れ ①雨水等が防水パネル下部へ侵入
  2. 起立動作の流れ ②浮力で防水パネルが起立
  3. 起立動作の流れ 水位によって起立の高さが変化

集中豪雨等により水位が上昇を始めると、アクアシャッターfのパネル格納部内に水が入り始めます。
パネル格納部が水でいっぱいになると、水より軽い素材でできた防水パネルが浮力により浮き上がろうとします。
ヒンジで拘束された箇所は浮き上がることができず、結果的にパネル戸先側から水位に追従し起き上がって浸水を防ぎます。

〇 基本動作【倒伏】

集中豪雨がやむなどして水位が低下すると、水位に応じて防水パネルが自動で倒伏します。

  1. 倒伏動作の流れ ①水位低下
  2. 倒伏動作の流れ ②水位に追従し自動で倒伏
  3. 倒伏動作の流れ ③元通りに収納

集中豪雨がやむなどして水位が低下し始めると、アクアシャッターfのパネルも起立時と同様に水位に追従して動くため、結果的にパネル戸先側が自然と下がっていきます。
パネル格納部内にパネルの動きや格納を阻害するような流化物がなければ、水位の低下に伴い自動でパネルが格納されます。

(注)自動倒伏の作動には条件があります。また、災害時には思わぬ流化物が防水板に悪影響を及ぼしかねません。『アクアシャッターf』作動後は専門技術者によるメンテナンスをお勧めいたします。

浮力を採用したアクアシャッターを動画で見る

アクアシャッターfは浮力を利用した防水板です。勢いのある増水に対しても直ちに反応して、水位に追従して起立し、浸水を防ぎます。

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アクアシャッターは水害・浸水被害から人命・資産を守る、水道水圧シリンダー式の防水板・防潮板です 【広島・宇根鉄工所】

アクアシャッターは商標登録です

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